VMware 製品の脆弱性 2024年9月18日

脆弱性情報
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要約

Broadcom が提供する VMware vCenter Server の脆弱性が報告されされました。

脆弱性を悪用された場合、vCenter Server へのアクセス権を持つ第三者によって任意のコードを実行されたり、管理者権限を持たないユーザによって root 権限に昇格されたりする可能性があります。
今後被害が拡大するおそれがあるため、製品開発者が公表している手順に従い、修正プログラムを適用が必要です。

【IPA 情報処理推進機構より引用】

概要

Broadcom が提供する VMware vCenter Server は、仮想化環境の管理運用ツールです。

この VMware vCenter Server において、DCE/RPC プロトコルの実装に起因するヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性 (CVE-2024-38812) と、権限昇格の脆弱性 (CVE-2024-38813) が確認されています。

本脆弱性を悪用された場合、vCenter Server へのアクセス権を持つ第三者によって任意のコードを実行されたり、管理者権限を持たないユーザによって root 権限に昇格されたりする可能性があります。

今後被害が拡大するおそれがあるため、製品開発者が公表している手順に従い、修正プログラムを適用してください。

影響を受けるシステム

  • VMware vCenter Server 8.0
  • VMware vCenter Server 7.0
  • VMware Cloud Foundation 5.x
  • VMware Cloud Foundation 4.x

脆弱性の解消 – 修正プログラムの適用

製品開発者が提供する情報をもとに、更新プログラムを適用してください。製品開発者は、本脆弱性を修正した次の修正プログラムをリリースしています。

VMware vCenter Server 8.0 U3b
VMware vCenter Server 7.0 U3s
VMware Cloud Foundation につきましては以下をご参照ください。

Applying individual product updates to VMware Cloud Foundation environments using Async Patch Tool (AP Tool)

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IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)とは

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)は、日本の政府機関で、情報技術の促進とサイバーセキュリティの向上を目的としています。経済産業省の所管の下で運営され、ITに関する幅広い分野での施策を支援しています。

主な活動内容には以下が含まれます。

  • 情報セキュリティの向上
    情報セキュリティに関する教育、啓発、基準の策定を行い、企業や個人に対して安全なIT環境の提供を推進します。
  • ソフトウェア開発支援
    優れたソフトウェア技術の普及や開発支援を通じて、IT業界の技術力向上をサポートしています。
  • IT人材育成
    IT人材の教育や資格認定を通じて、高度なITスキルを持つ人材を育成しています。これには、「情報処理技術者試験」などの国家試験が含まれます。
  • 脆弱性対策
    脆弱性情報の収集、公開、および対応支援を行い、企業が適切にセキュリティ対策を講じられるよう支援しています。
  • サイバーセキュリティの推進
    脆弱性情報の公開やセキュリティ対策の啓発を行い、企業や個人が安全にIT技術を利用できるようにしています。

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