楽天銀行キャッシュカードのデビット機能を停止するメリット・デメリットと停止手順を解説 2024年11月版

How to
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要約

楽天銀行のキャッシュカードは口座開設時に必ず発行され、デビットカード機能またはクレジットカード機能のいずれかを選択する必要があります。

クレジットカードが不要な場合、デビットカードを選ぶのは合理的な選択といえます。
ただし、デビットカードは不正利用された場合の対応が煩雑になりやすい点に注意が必要です。
その理由は、デビットカードでは利用後すぐに口座からお金が引き落とされるため、不正利用時の被害が直接的に口座に影響するからです。

この記事では、以下を解説します。

  • クレジットカード、デビットカードで不正利用が発生した場合のカード会社の対応や補償の仕組み
  • デビット機能を停止するメリット、デメリット
  • 楽天銀行のキャッシュカードでデビット機能を停止する手順

※ この記事は、2024 年 11 月の時点の内容です。

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不正利用が発生した場合のカード会社の対応や補償の仕組み

クレジットカード

  • 特徴
    クレジットカードは後払い方式のため、利用額が請求されるタイミングまで実際の支払いは行われません。そのため、不正利用が発覚した場合、被害額を未然に防ぎやすい仕組みになっています。
  • 不正利用の調査
    カード会社が不正利用の疑いを調査し、本人ではないと確認されれば、利用額の請求を差し止めます。
  • 補償の範囲
    多くのカード会社が「盗難保険」や「不正利用補償」を備えており、規約に従い、不正利用分の金額は全額補償されます。
  • 利用停止と再発行
    不正利用が確認されると、該当カードは停止され、新しいカードが発行されます。
  • その他
    一部、ユーザーの過失(PIN の使い回しや貸与など)がある場合、補償対象外になる可能性があります。
    不正利用発生時はすぐにカード会社へ連絡することが重要です。

デビットカード

  • 特徴
    デビットカードは即時決済型のため、不正利用された時点で銀行口座からお金が引き落とされます。そのため、被害額が直接的に口座残高に影響を与えるのが特徴です。
  • 不正利用の調査
    カード会社や銀行が不正利用の調査を行います。調査には一定の時間がかかる場合があり、その間、引き落とされたお金は利用者の口座に戻りません。
  • 補償の範囲
    多くのデビットカードでも不正利用補償が用意されていますが、クレジットカードと比較して補償の条件が厳しいことがあります。
    • 一定期間内に不正利用の報告が必要(通常 30 ~ 60 日)。
    • ATM での暗証番号を使った取引は補償対象外になる場合がある。
    • 過失の有無により補償が制限されることもあります。
  • 再発行と手続き
    不正利用が確認されると、カードが停止され、新しいデビットカードが発行されます。再発行までの間は、口座へのアクセスが一部制限されることがあります。

クレジットカードとデビットカードの主な違い

特徴の比較ポイントクレジットカードデビットカード
支払いのタイミング後払い(請求時までお金は動かない)即時決済(即座に口座から引き落とされる)
不正利用時の影響直接的な金銭被害が少ない即時決済(即座に口座から引き落とされる)
補償対応の柔軟さ比較的広範囲で補償される条件付きで補償(例: 過失がある場合は対象外)
不正利用時の対応速度請求を保留して対応可能口座からの引き落とし後に調査が必要になることも

不正利用時のまとめ

不正利用のリスクを考えると、クレジットカードの方が被害を未然に防ぎやすく、補償対応も迅速で安心です。
一方で、デビットカードは即時決済の利便性があるものの、不正利用が発生した場合、口座からお金が即座に引き落とされるため、補償手続きが煩雑になる傾向があります。

楽天銀行のキャッシュカードでデビットカードを選択している場合は、そのメリットとデメリットを十分に理解し、自分の利用状況に応じてデビット機能の停止を検討することをおすすめします。
特に、メインのクレジットカードを別途保有している場合、デビット機能の利点はほとんどないといえるため、機能を停止することで不正利用のリスクを抑え、守備力(※)が向上しそうです。

※ 守備力と防御力

  • 守備力:予防的な措置や、被害を減らすための「仕組み」や「態勢」が含まれます。
  • 防御力:実際に攻撃を受けた際に、そのダメージをどれだけ軽減できるかという「実効的な能力」

デビット機能を停止することで「利用される可能性」を排除できます。
ドラクエで例えると、ひらりと身をかわすイメージでしょうか。攻撃を受うけないので防御力はなくても戦えます。

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デビット機能を停止するメリット

不正利用のリスクを軽減

デビットカードは即時決済型のため、不正利用された場合、即座に銀行口座からお金が引き落とされます。デビット機能を停止することで、こうしたリスクを防げます。

家計管理が簡単に

デビット機能を使って買い物をすると、口座残高が頻繁に変動します。これを停止すれば、キャッシュカードとしての利用に限定でき、口座管理がシンプルになります。

クレジットカードや他の決済手段を優先できる

クレジットカードやプリペイドカードの方がポイント還元率が高かったり、より柔軟な支払いスケジュールを設定できる場合があります。デビット機能を停止することで、これらを優先して使うことができます。

デビット機能を停止するデメリット

利便性が損なわれる

デビットカード機能を停止すると、口座の残高を使って直接買い物やオンライン決済ができなくなります。ATM で現金を引き出して利用する必要が出る場合があります。

楽天ポイント還元が減少する可能性

楽天銀行のデビットカードは、利用金額に応じて楽天ポイントが貯まります。機能を停止すると、このポイント還元が受けられなくなります。

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デビット機能を停止する手順

パソコンのブラウザでデビット機能を停止する手順

楽天銀行の 公式サイト からログインします。

トップページの「カード ATM」をクリックして表示されるメニューから「カード・ATMトップ」をクリックします。(「カード・ATM TOP」画面が表示されます。)

「カード・ATM TOP」画面の「セキュリティ設定」をクリックします。(「デビットカード」画面が表示されます。)

「デビットカード」画面を下方向にスクロールし、「セキュリティ設定」欄まで進みます。

「セキュリティ設定」欄の「デビット利用」欄を確認します。
「利用可能」と表示されている場合、利用停止に設定可能です。

「デビット利用」欄の「利用停止」をクリックします。

設定が完了します。「デビット利用」欄が「利用停止」、「利用停止解除」に変わります。

設定は即時反映されます。

以上で「利用停止」設定が完了です。

利用を再開する場合は、「利用停止解除」をクリックします。

設定は即時反映されます。

「デビット利用」欄が「利用可能」となり、「利用停止」ボタンが表示されます。

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Android の楽天銀行アプリでデビット機能を停止する手順

楽天銀行アプリを起動し、トップ画面左上の「アカウント」アイコンをタップします。(「ユーザ」画面が表示されます。)

「ユーザ」画面で「セキュリティ設定」をタップします。(「設定・セキュリティ」画面が表示されます。)

「設定・セキュリティ」画面で「デビットカード利用制限」をタップします。

「デビットカード利用状況」画面を下方向にスクロールし、「セキュリティ設定」欄まで進みます。

「セキュリティ設定」欄で「デビット利用」欄を確認します。
「利用可能」と表示されている場合、利用停止に設定可能です。

「デビット利用」欄の「利用停止に変更する」をタップします。

設定は即時反映されます。設定が完了します。「デビット利用」欄が「利用停止」、「利用停止を解除する」に変わります。

設定は即時反映されます。

以上で「利用停止」設定が完了です。

利用を再開する場合は、「利用停止を解除する」をタップします。

設定は即時反映されます。

「デビット利用」欄が「利用可能」となり、「利用停止に変更する」ボタンが表示されます。

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まとめ

楽天銀行のキャッシュカードに付帯しているデビット機能を停止することで、不正利用のリスクを減らし、家計管理をシンプルにするメリットがあります。
ただし、利便性が損なわれることや楽天ポイントが貯まらなくなるなどのデメリットもあります。

メリット、デメリットを理解して、リスクを考慮して停止を検討することをおすすめいたします。

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