簡単!WordPress XML Sitemap(サイトマップ)作成・送信手順 2025年1月版

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はじめに

ウェブサイトを運営していると、検索エンジンにサイトをしっかり認識してもらうことが重要です。特に、Googleをはじめとする検索エンジンがサイトの隅々まで効率よくクロールしてくれる環境を整えることは、SEO対策の基本ともいえます。そこで活躍するのが、XML Sitemapです。

XML Sitemapを導入することで、検索エンジンにサイトの構造やページ情報を効果的に伝え、インデックスのスピードや精度を向上させることができます。そのため、ほとんどのサイトにとって導入は必須といえます。

本記事では、WordPressのCocoonでXML Sitemapの解説と、導入するメリットを簡潔にまとめた上で、「XML Sitemap Generator for Google」プラグインの導入手順を分かりやすく解説します。
初心者の方でも迷わず導入できるように丁寧に説明しますので、ぜひ参考にしてみてください!

手順の記載までスキップしたい方は こちらからジャンプ できます。

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XML Sitemap とは

XML Sitemap(XMLサイトマップ)は、ブログなどウェブサイト内のすべてのURLをリストアップし、その情報を検索エンジン(Google、Bingなど)に伝えるためのファイルです。
このファイルは特定の形式で構成されており、検索エンジンが効率的にサイトをクロール(インデックス)するのを助けます。

XML Sitemapの主な目的と役割

検索エンジンにページを通知

サイト内のすべてのページ(URL)をリストアップすることで、検索エンジンに存在を伝えます。

これにより、特に次のようなページが見つけられやすくなります。

  • 階層が深く埋もれているページ
  • 内部リンクが少ないページ
  • 新しく追加したコンテンツ

クロール効率を向上

検索エンジンがサイトの構造を理解しやすくなり、効率的にクロール(巡回)できるようになります。

更新情報を伝達

ページの更新日時や優先度を指定することで、検索エンジンが重要なページや最近変更されたページを優先的にクロールするよう促します。

XML Sitemapのメリット

XML Sitemapのメリット:SEO効果の向上

サイトのすべてのページが検索エンジンにインデックスされる可能性を高めます。

XML Sitemapのメリット:動的サイトへの対応

ブログやECサイトなど、頻繁に新しいコンテンツが追加されるサイトで特に有効です。

XML Sitemapのメリット:クローラーの効率的な使用

大規模なサイトで検索エンジンのクローラーが重要なページを見逃すリスクを軽減します。

WordPressの人気のXML Sitemapプラグイン

WordPressには、XML Sitemapを作成するためのプラグインがいくつかあります。プラグインを利用したXML Sitemapの導入がおすすめです。

代表的なものとして以下があります。
※2025年1月11日時点の情報です。

プラグイン名有効インストール数全体レビュー数レビューの
★5獲得率
XML Sitemap Generator for Google100万以上2,21094%
Yoast SEO1,000万以上27,74792%
All in One SEO Pack300万以上4,55892%

人気のXML Sitemapプラグイン:メリット/デメリット

XML Sitemap Generator for Google

メリットデメリット
軽量でシンプル
サイトマップ生成に特化しており、無駄な機能がないので軽快です。
直感的な設定
専門的な知識がなくても簡単に設定可能。
通知機能
新しいページや更新情報をGoogleやBingに自動通知する機能が搭載。
サイトマップ以外の機能がない
SEO対策全般を行うには別のプラグインが必要です。

Yoast SEO

メリットデメリット
多機能なSEOツール
XML Sitemap機能に加えて、メタタグ設定、タイトルの最適化、キーワード分析など、SEO対策全般をサポートします。
自動生成の簡便さ
設定が簡単で、サイトマップが自動的に作成・更新されます。
柔軟なカスタマイズ
特定の投稿タイプやページを簡単に除外するなど、詳細なカスタマイズが可能。
一元管理が可能
SEO対策全体を一つのプラグインで管理したい場合に最適。
やや重い
機能が豊富な分、システムリソースを多く消費する場合があります。
初心者には過剰な機能
SEO全般を求めていない場合、必要以上の機能が煩雑に感じる可能性があります。

All in One SEO Pack

メリットデメリット
初心者に優しい設定
初期設定が簡単で、フォルトの状態でも基本的なSEO対策が可能です。
幅広い機能を搭載
機能なSEOツールを提供されています。
柔軟なカスタマイズ性
投稿ごとにタイトルタグやメタディスクリプションを細かく設定可能です。
無料版は一部機能が制限
高度なSEO機能を使いたい場合はプロ版(有料)が必要です。
Yoast SEOより劣る面がある
Yoast SEOと比較されることが多く、細かいSEO分析機能やUIの使いやすさで劣る部分があります。
やや重い
多機能プラグインであるため、低スペックなサーバー環境では負荷がかかる場合があります。

XML Sitemapの注意点

XML Sitemapを作成しても、それだけでSEOが大幅に向上するわけではありません。他のSEO施策と併用する必要があります。

ページが正確にクロール・インデックスされるためには、適切なURL構造とサイトの整備が重要です。

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XML Sitemap プラグインの選定

利用するプラグインを選定するにあたり、XML Sitemapの作成を主目的とするのが良いと思います。そのため、以下のような観点で選定します。

  • シンプルで軽量な構成を重視
    サイトマップ作成に特化しており、余計な機能が含まれないプラグインを優先しました。多機能なプラグインは便利ですが、目的以外の設定が煩雑になることがあります。シンプルな構成が求められました。
  • 操作の簡便さと効率性
    導入から設定までが直感的で、初心者でも容易に扱えるプラグインを選びました。また、サイトマップの自動更新や検索エンジンへの通知機能が備わっていることを重視しました。

これらの理由から、XML Sitemap Generator for Google(Google XML Sitemap)を利用することを決定しました。このプラグインは、XML Sitemapの作成に特化しており、サイトマップを効率的かつシンプルに管理できます。
また、サイトマップ生成以外の不要な機能がないため、システムへの負荷もすくないと考えられ、目的に集中できます。

一方で、Yoast SEOAll in One SEO Packは多機能で包括的なSEO対策を提供しますが、今回の目的である「XML Sitemapの作成」には機能が過剰であると判断しました。

結論として、XML Sitemap Generator for Googleは、サイトマップ作成に必要な機能をシンプルに提供する点で最適な選択と考えます。

XML Sitemap Generator for Google プラグインの導入手順 【Cocoon】

XML Sitemap Generator for Google:インストール手順

WordPress の管理画面で「メインナビゲーション」から「プラグイン」をクリックします。
クリックするとワークエリアに「プラグインを追加」画面が表示されます。

画面右上のキーワード入力ボックスに「xml sitemap」と入力します。
入力ボックスの下に検索結果が表示されます。

検索結果の「XML Sitemap Generator for Google」を確認します。作者は「Auctollo」です。

「今すぐインストール」をクリックします。

インストールの完了を待ちます。

XML Sitemap Generator for Google:有効化手順

インストール完了後「XML Sitemap Generator for Google」を有効化します。
「有効化」をクリックします。

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XML Sitemap Generator for Google の設定手順

XML Sitemap Generator for Google:詳細設定

WordPress の管理画面で「メインナビゲーション」から「設定」の「XML-Sitemap」をクリックします。

「匿名の使用データを共有(提供)」する/しないの確認が表示され場合は、お好みで選択します。

  • [I want the best!] :使用データを共有(提供)「する
  • [I don’t know what I want]:使用データを共有(提供)「しない

詳細設定:投稿の優先順位

「投稿の優先順位」

  • 優先順位を自動的に計算しない
    手動設定が必要です。後述の「優先順位の設定」オプションで、投稿ごとに一律の優先順位を指定します。
  • コメント数
    投稿に付いたコメント数をもとに、重要度を計算します。コメントが多いほど優先度が高くなります。
  • 平均コメント数
    サイト内の平均コメント数を基準にして、各投稿の優先順位を計算します。平均より多ければ高く、少なければ低くなります。

詳細設定:サイトマップコンテンツ

サイトマップに含めるページや投稿の種類を選択するための設定です。検索エンジンに対して、どのコンテンツをクロールの対象とするかを指定できます。

必要に応じて重要なコンテンツだけを選ぶことで、クロールの効率を最適化できます。
不要なページを除外することで、重複コンテンツやSEOリスクを軽減できます。

詳細設定:除外する項目

サイトマップに含めたくない特定のコンテンツを指定できる設定です。これにより、検索エンジンにクロールさせたくないページや投稿を除外できます。

除外できる項目は以下となります。

  • 含めないカテゴリ: 特定のカテゴリーページを除外。
  • 投稿を除外: 投稿IDを指定して除外できます。

SEOに不要なページを除外することで、検索エンジンによるクロール効率の向上が期待できます。

詳細設定:更新頻度の更新

サイトマップに含まれる各コンテンツがどの程度の頻度で更新されるかを検索エンジンに伝えるための設定です。

設定できる主な頻度は以下となっています。

  • 「毎日」:日々更新されるブログやニュースページに向いています。
  • 「毎週」:定期的に更新されるカテゴリーページや固定ページに向いています。
  • 「毎月」:あまり更新しないアーカイブや静的なページに向いています。
  • 「更新なし」:ほとんど変更がないコンテンツに向いています。

ページの実際の更新頻度に合わせて設定することで、検索エンジンによるクロール効率の向上が期待できます。

詳細設定:優先順位の設定

「優先順位」は、ページや投稿の重要度を数値(0.0〜1.0)で指定する機能です。この値は、他のページと比較してどれだけ重要かを相対的に示します。

  • 1.0: 非常に重要
  • 0.5: 標準的な重要度(デフォルト値)
  • 0.0: クロールは可能だが、ほぼ無視してもよい

優先順位は「検索エンジンに対する提案」のようで。GoogleやBingなどの検索エンジンが実際にこの優先順位をどの程度考慮するかは保証されませんが、サイト構造を整理するうえで役立つ場合があります。

詳細設定:設定を更新

サイトマップの設定内容が反映さるために、「設定を更新」をクリックして設定を更新します。
「設定を更新」をクリックしないと、変更内容が反映されず、旧設定のままサイトマップが生成されます。

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検索エンジンへのXML Sitemap(XMLサイトマップ)送信手順

作成したXMLサイトマップは、検索エンジンに送信してクロールを促します。
GoogleやBingなどの検索エンジンに対してサイトの構造やページ情報を迅速に通知でき、クロールを効率的に促進することができます。
登録することで、検索エンジンがサイトをより速くインデックスし、SEO効果を高めることを期待できます。

ここでは、google Search ConsoleとBing Webmstaer ToolsにXMLサイトマップを送信する手順をご紹介します。

XML SitemapのURLは以下で確認できます。

XML Sitemapを送信:Google Search Console

Google Search Console にXML Sitemapを送信する手順をご紹介します。

ブラウザから Google Search Console にログインします。
※Google Search Console の設定が完了している必要があります。

Google Search Console画面の左ペインのメニューでサイトマップをクリックし、「新しいサイトマップ追加」欄を確認します。

サイトマップを入力し、「送信」をクリックします。

数分待つとサイトマップの送信結果が表示されます。

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XML Sitemapを送信:Bing Webmstaer Tools

Bing Webmaster ToolsにXML Sitemapを送信する手順をご紹介します。

ブラウザから Bing Webmaster Tools にログインします。
※Bing Webmaster Toolsの設定が完了している必要があります。

Bing Webmaster Tools画面の左ペインのメニューでサイトマップをクリックし、「サイトマップを送信」をクリックします。

「サイトマップを送信」画面が表示されます。

サイトマップのURLを https:// からすべて入力し、「送信」をクリックします。

数分待つとサイトマップの送信結果が表示されます。

サイトマップ欄の「︙」をクリックすると、サイトマップの「再送信」メニューが表示されますので、再送信が必要な場合は再送信できます。

FAQ

Q.プラグインを使わずにXML Sitemapを作成する方法は?

カスタムコードを記述するか、外部のオンラインツールを使用する必要があります。
プラグインを使用する方が一般的で簡単です。

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