Googleドキュメントでできる文字起こしとは？（仕組みと特徴）
Googleドキュメントには「音声入力」機能があり、マイクを通じて音声をテキストに変換できます。これを活用すると、YouTube動画や音声データを自動で文字起こしすることが可能です。
特徴
✅ 無料で使えます（GoogleアカウントがあればOK）
Googleアカウントの作成方法はこちらの記事をご参照いただけますと幸いです。
✅ インストール不要です（ブラウザから利用可能）
✅ 複数の言語に対応しています
✅ リアルタイムで文字起こしが可能です
ただし、自動的に句読点を入れる機能はありません。そのため、後から編集が必要になります。また、正確な文字起こしをするには「ステレオミキサー」の設定が重要です。
文字起こしの準備：必要な設定をしよう（ステレオミキサー・デバイス設定）
YouTube動画や音声データをGoogleドキュメントで文字起こしするには、「ステレオミキサー」を有効にする必要があります。ステレオミキサーとは、PC上の音をマイク入力として扱う機能です。
ステレオミキサーを有効にする方法
タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックし、「サウンドの設定」をクリックします。
「システム」>「サウンド」画面が表示されていることを確認します。表示されていない場合は、クリックします。
サウンド」画面を下方向にスクロールし、詳細設定欄の「すべてのサウンド デバイス」をクリックします。
文字起こし作業が完了後は、設定を元に戻すので変更前の設定を覚えておきます。
「すべてのサウンド デバイス」画面を下方向にスクロールし、入力デバイス欄の「ステレオ ミキサー」をクリックします。
自分の環境では上記の「ステレオ ミキサー」をクリックしても画面が遷移しませんでした。
デバイスドライバーなどの影響でこのような動作となることがあるようです。
そのため『仮想オーディオドライバ：VB-CABLE』をインストールしみると期待した動作となりました。
VB-CABLEについては、以下の記事をご参照いただけますと幸いです。
「ステレオ ミキサー」のプロパティ画面で、全般欄のオーディオの設定を許可する設定にします。
「許可」をクリックします。
※「許可」と表示されている場合は、許可されていない状態となります。
「許可しない」と表示されていることを確認します。
以上で「ステレオミキサー」の有効化が完了です。
入力・出力デバイスの設定
入力デバイスを「ステレオミキサー」に変更
設定画面上部のメニューの「サウンド」をクリックします。
文字起こし作業が完了後は、設定を元に戻すので変更前の設定を覚えておきます。
「サウンド」画面を下方向にスクロールし、「入力」欄まで移動し「ステレオ ミキサー」をクリックします。ここで「ステレオ ミキサー」欄に表示されているデバイス名を覚えておきます。デバイス名は「Realtek(R) Audio」になります。
出力デバイスを「ステレオミキサー」のデバイスに設定
文字起こし作業が完了後は、設定を元に戻すので変更前の設定を覚えておきます。
「サウンド」画面を上方向にスクロールし、「出力」欄まで移動し「ステレオ ミキサー」をクリックします。前述の「ステレオ ミキサー」欄が「Realtek(R) Audio」のデバイスをクリックします。
以上の設定でPCの再生音をGoogleドキュメントに入力できるようになります。
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Googleドキュメントの音声入力を使って文字起こしをする方法
手順
ブラウザ（ここでは Google Chrome）を起動し、Chromeの画面右上の9個の点のアイコンをクリックしてアプリ一覧を表示し、一覧を下方向へスクロールし、Google ドキュメントまで移動します。
「ドキュメント」をクリックします。
Chrome上でドキュメントが起動しますので、新しいドキュメントを作成「＋」をクリックします。
上部のメニューの「ツール」からメニューを表示し、「音声入力」をクリックします。
ここでYouTubeやメディアプレイヤーなどで音声を再生します。※ここでは、私が雑に作成した YouTubeから文字起こしをしています。
Google Chrome ブラウザの文字起こし操作
Google ドキュメントの「マイク」をクリックします。
「マイク」をクリックすると録音が開始されますが、ドキュメントからマイクデバイスへのアクセス許可の確認表示されたら、お好みで「サイトへのアクセス時のみ許可する」か「今回のみ許可」をクリックします。
YouTubeからの音声が文字起こしされます。録音を停止するには、「赤色のマイク」をクリックします。
Chromeブラウザでは、読点（とうてん）「、」や、句点（くてん）「。」はありません。（Edgeブラウザではあります。）
マイクロソフト Edge ブラウザの文字起こし操作
Google Chromeと同様にマイクをクリックします。
ドキュメントからマイクデバイスへのアクセス許可の確認表示されたら「許可」をクリックします。
YouTubeからの音声が文字起こしされます。録音を停止するには、「赤色のマイク」をクリックします。
Edgeブラウザでは、読点（とうてん）「、」や、句点（くてん）「。」があります。（Chromeブラウザではありません。）
文字起こし操作の重要ポイント
- 音声を再生してからマイクをクリックします。
- 文字起こし中にパソコン操作をすると文字起こしが止まりますので注意が必要です。
YouTube動画を無料で文字起こしする手順
YouTube動画の音声を文字起こしする手順は以下のとおりです。
手順
- YouTubeで文字起こししたい動画を開く。
- 再生ボタンを押す直前に、Googleドキュメントの音声入力を開始。
- 動画を再生すると、音声がそのまま文字として入力される。
- 再生が終わったらマイクを停止。
🔹補足：Microsoft Edgeなら自動で句読点が入る！
Google Chromeでは句読点が入りませんが、Microsoft Edgeなら自動で句読点が追加されます。より精度の高い文字起こしをしたい場合は、Edgeを試してみてください。
音声データをGoogleドキュメントで文字起こしする方法
録音した音声データ（MP3、WAVなど）も同様の手順で文字起こしが可能です。
手順
- 音声ファイルをPCで再生。
- Googleドキュメントの音声入力を開始。
- 再生された音声がそのまま文字に変換。
Googleドキュメントを使えば、外部ソフトなしで簡単に音声データをテキスト化できます！
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ブラウザによる違い（ChromeとEdgeのメリット比較）
| ブラウザ | 特徴 |
| Google Chrome | 安定した音声入力が可能（句読点なし） |
| Microsoft Edge | 自動で句読点が追加される |
編集作業を減らしたいならEdgeがオススメ！
文字起こし後の編集のコツ（句読点の追加・清書方法）
編集のポイント
✍ 誤変換された単語を修正
✍ 改行や句読点を適切に追加
✍ 文脈を整えて読みやすくする特に、句読点がない文章は読みにくくなるので、適宜「。」や「、」を入れましょう。
デバイス設定を元に戻す方法（忘れずにチェック）
文字起こしが終わったら、入力・出力デバイスの設定を元に戻すことを忘れずに！
- タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックし、「サウンドの設定」を開く。
- 出力デバイスを元のスピーカーに戻す。
- 入力デバイスを元のマイクに戻す。
これで通常のマイク・スピーカー設定に戻ります。
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FAQ：よくある質問
Googleドキュメントの音声入力ができない・動作しない時の対処法は？
👉 解決策: マイク設定を確認、ブラウザの権限を許可、ステレオミキサーの設定をチェックします。
GoogleドキュメントでYouTube動画の音声を自動で文字起こしする方法は？
👉 解決策: YouTube動画を文字起こしする手順はこちら
Googleドキュメントの文字起こしをスマホで使う方法と注意点
👉 解決策: スマホでも可能（Googleドキュメントアプリを使用）ですが、PCのほうが安定した動作が期待できます。
まとめ：Googleドキュメントの文字起こしを活用
Googleドキュメントの音声入力機能を使えば、YouTube動画や音声データを無料で文字起こしできます。
🎯 おすすめポイント
- ✅ 無料で簡単に使える
- ✅ YouTube動画・録音データの文字起こしに対応
- ✅ Microsoft Edgeなら自動で句読点が入る
応用編: Googleドキュメントの音声入力は、YouTubeや音声データの文字起こしだけでなく、会議や講義のリアルタイム文字起こしにも活用できます。ただし、その場合はマイクを使って直接入力する必要があります。
ぜひ、この記事を参考にして、Googleドキュメントの文字起こし機能を活用してみてください！
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