ブログやサイトを運営していると、コンテンツ更新後に検索エンジンに速やかにインデックスされることは重要です。
WordPressを利用している場合、これを実現するためにIndexNowというツールが非常に効果的です。本記事では、WordPressでのIndexNowプラグインの導入方法を紹介し、そのメリットや活用方法について解説します。
はじめに
IndexNowとは?
IndexNowは、GoogleやBingなど検索エンジンに対して即座にサイト更新を通知し、インデックスを促すWordPressのプラグインです。
通常は、検索エンジンがサイトをクロールするのを待つ必要がありますが、IndexNowを使用すると、コンテンツを更新すると即時に反映を促すため、SEO効果を素早く得られます。
IndexNowが必要な理由:インデックスされない時の解決法
ブログやサイトを更新した際、その内容が検索エンジンに反映されるのに通常数日かかることがあります。しかし、検索エンジンに即時に反映されると、コンテンツの露出を迅速に増やし、SEO効果を早期に得られるため、特に更新頻度の高いサイトにとって非常に有益です。
Googleとの関係性
2025年1月現在、GoogleはIndexNowを公式に採用していないようですが、Googleが提供する独自のツールを活用することで、インデックスを速やかに行うことができます。
Google Search ConsoleのURL検査ツールを使用することで、更新されたページを即座にインデックスに登録することが可能です。また、サイトマップを送信することで、Googleに対してページの更新を知らせることもできます。
以下にGoogle Search Consoleへの登録手順の記事がありますので、ご参照いただけますと幸いです。
ブログ運営の始め方の記事もご参照いただけますと幸いです。
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IndexNowの仕組みとメリット
IndexNowの基本的な仕組み
IndexNowは、更新されたページを検索エンジンに即座に通知することで、クローラーがサイトをすぐにクロールできるようにする仕組みです。これにより、コンテンツが速やかに検索結果に反映され、ユーザーの目に触れる機会が増えます。
IndexNowの活用先としてのBing
IndexNowを採用している検索エンジンの中で注目すべきはMicrosoftのBingです。Googleと比較するとシェアはかなり低いものの、依然として主要な検索エンジンの一つであり、IndexNowの導入により、サイトのインデックス速度が改善されることが期待できます。Bingの検索結果に早く反映させたい場合、IndexNowは非常に有効なツールです。
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WordPressでのIndexNow導入手順
WordPressで必要なプラグインのインストール
WordPressでIndexNowを使用するには、プラグインをインストールする必要があります。
プラグインをインストールすることで、サイトのインデックス速度を改善し、検索エンジンへの反映を素早く行うことができます。
IndexNowを導入できるプラグインとして、いくつかありますがこの記事ではインデックスの高速化に特化したシンプルなIndexNow プラグインを解説します。
IndexNowプラグインの設定方法
IndexNowプラグインをインストールした後、設定画面でIndexNowを有効にするだけで、サイト更新時に自動でインデックス通知を送信できます。設定手順を順番に説明します。
IndexNowプラグイン:インストール手順
WordPress の管理画面で「メインナビゲーション」から「プラグイン」をクリックし、「新規プラグインを追加」をクリックします。
プラグインの検索ボックスに「IndexNow」と入力します。
検索結果に「IndexNow プラグイン」が表示されます。作者は「Microsoft Bing」です。
「今すぐインストール」をクリックします。
インストールの完了を待ちます。
IndexNowプラグイン:有効化手順
インストール完了後、「IndexNowプラグイン」を有効化します。
「有効化」をクリックします。
プラグインが有効化されます。
WordPress の管理画面で「メインナビゲーション」の「IndexNow」をクリックし、「Let’s Get Started!」をクリックします。
IndexNowプラグインが開始されます。
以上でIndexNowプラグインの設定は完了です。
IndexNowの使用方法
IndexNowが自動でURLを送信
WordPress の管理画面で「メインナビゲーション」のメニューから「IndexNow」をクリックし、IndexNowの画面を表示します。
IndexNowプラグインの設定が完了すると、ブログ記事を新規に投稿したり、記事の修正、削除を行うと自動でIndexNow対応の検索エンジンにURLを送信してくれます。
直近の48時間以内に成功したURL送信の数と、送信したURLの情報が一覧に表示されます。
IndexNowを使った手動でのURL送信方法
WordPress の管理画面で「メインナビゲーション」のメニューから「IndexNow」をクリックし、IndexNowの画面を表示します。
手動でIndexNow対応の検索エンジンにURLを送信することもできます。
手順は以下となります。
「Manual URL submission」欄の「Submit URL」をクリックします。
「Manual URL submission」画面が表示されるので、送信するURLを入力します。
「Submit URL」をクリックします。
送信したURLの情報が一覧に表示されます。
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Bing Webmaster ToolsでIndexNowの送信結果を確認する方法
Bing Webmaster ToolsでIndexNowの送信結果を確認できます。
Bing Webmaster Tools の導入方法は以下の記事をご参照いただけますと幸いです。
Bing Webmaster Toolsにログインし、左ペインのメニューの「IndexNow」をクリックします。
IndexNowからの送信結果を確認できます。
Googleへのインデックス高速化方法:Google Search Console
2025年1月点でGoogleはIndexNowを公式に採用していないようですが、Google Search Consoleを利用することで、Googleにインデックスを早めることが可能です。
Google Search Consoleを設定してURL検査ツールを使用すると、更新されたページを手動でインデックスに登録できます。
Google Search Consoleへの登録手順は以下の記事をご参照いただけますと幸いです。
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トラブルシューティングとFAQ
よくある問題と解決方法
IndexNowを設定した後、インデックスの更新要求が検索エンジンに送信されますが、場合によっては更新要求が反映されないことがあります。以下の点を確認してください。
- プラグインが正しくインストールされているか。
それでも問題が解決しない場合は、検索エンジン側の処理状況やタイミングに影響されている可能性もあります。しばらく待ってから、再度確認してみてください。
なお、IndexNowはインデックスの更新要求を送信するため、検索エンジンによるクロールを待たなくてよくなります。
しかし、インデックスの実際の更新は検索エンジンの判断に委ねられており、必ずしもインデックスされるわけではありません。検索エンジンがインデックスを行うかどうかは、サイトの品質やコンテンツの重要性などによって異なります。
他のSEOツール
All in One SEOやRank Math SEOなどのSEOプラグインと併用することで、インデックス高速化だけでなく、SEOの全体的なパフォーマンスを向上させることができます。特にRank Mathは、IndexNowとの連携もスムーズに行えるため、非常におすすめです。
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まとめ
IndexNowの導入で得られる成果
IndexNowを導入することで、ブログやサイトのインデックスが高速化されることが期待でき、SEO効果を迅速に実感できます。特に、コンテンツ更新頻度が高いサイトにとって、その効果は大きいです。
Google Search Consoleを併用するべき理由
IndexNowだけでなく、Google Search Consoleを活用した手法も併用することをおすすめします。
これにより、Googleへのインデックス速度も向上し、両方の検索エンジンに最適化された運営が可能になります。
Google Search Consoleへの登録手順は以下の記事をご参照いただけますと幸いです。
ブログ運営の始め方の記事もご参照いただけますと幸いです。
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